昔から満潮時には地震や出産が起こりやすいといわれている。
潮が満ちると、マグマと赤ちゃんが出てきやすくなるとい。
これは俗説ではなく、科学的に証明されている。
正確に言うなら、満潮というよりは「月の引力」が影響しているというのだ。
潮の満ち引きに月の引力が影響していることは、みなさんもご存知の通り。
さらにこの月の引力は、地殻活動にも影響を及ぼしている。
阪神淡路大震災をはじめ、大地震が夜中から明け方に多いのも、
一日のうちで夜の方が月の引力が強くなるからだと考えられている。
一方、出産については、全国のデータによると、
出産のピークが満月と新月の一日前と三日後であることが分かった。
月の引力の変化が一日のうちで最大になるのは、満月と新月の一日前。
一ヶ月で引力が最大になるのが、満月と新月の三日後
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出産のピークとぴったり一致
また、月の満ち欠けによって、犯罪や事故の発生が影響しているというデータもある。
死亡事故は満月の晩に集中し、軽い怪我のような不注意の事故は、上弦、下弦の月の時に起こるという。
犯罪では、1970年の「よど号ハイジャック事件」は上弦の月の前日、
1967年の「三億円強奪事件」は下弦の月の頃に起きている。
1981年「パリ人肉事件」や「東京・深川の通り魔事件」は満月の前後に発生。
ハイジャックのような計画的なものは、上弦の月、下弦の月の頃。
通り魔のような、衝動的、突発的なものは、満月や新月の頃に発生しているという。
月の引力で潮が満ちたり引いたりするということは、その80%が水分である人間の体も、
月の引力の影響を受けていると考えられる。
上弦、下弦の月の時は、引力が弱くなって、人間の緊張がほぐれる。そのため、
うっかりしたミスからの事故や、計画的な犯罪を実行に移してしまうのではないかと考えられている。
新月、満月の時は、月の引力が強いので、人間は緊張状態にある。そのため、結果「死」につながるような
衝動的、突発的な事故や事件を起こしてしまうのではないかといわれている。
月は、私たちに深く関わっている